ハンドメイド界で人気が加速中の「UVレジン」って?
ギュッと詰め込まれた好きなパーツが引き立つクリアでぷっくりつやつやな質感!
かわいくお洒落なアクセサリー!
最近では100均ショップでもレジン関連のグッズが多く並ぶようになり、ハンドメイド初心者でもかわいいパーツを手軽に手に入れやすくなりました。
ハンドメイドで作られたレジンアクセサリーのさまざまな作品もよくSNSで目にしますよね!
レジンとは?
UVレジンとは、紫外線硬化樹脂というもので、日光やUVライトなどの紫外線が当たると固まる液体状の透明な樹脂のことを目指します。
英語で樹脂の事をレジン(resin)と言います。
透明感がありつやつやな質感が特徴のレジン!
昔は塗装や接着などの塗装材料として使われていて、その頃はよくない品質でしたが、最近ではハンドメイドとしてUV-LEDライトで硬化する「UV-LEDレジン」も登場。UVレジンに比べて硬化時間が半分ほどと早いため、作業がかなりスピーディになり人気が高まっています。
透明な液体状のものですが、着色したり、型(モールド)やアクセサリーパーツに流し込んだり、チャームやラメを入れたりすることでキラキラした宝石のようなピアス、イヤリング、ペンダントトップなど、アクセサリー作りの材料として人気の素材です。
そして、簡単に作ることができます!
レジンには2種類ある
ハンドメイドでよく使われるレジンには「エポキシレジン」「UVレジン」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
2つの共通する特徴
- もともと液体で個体にすることができる
- 硬化しても透明で光沢がある
- レジンの中に物を入れた状態で固めることができる
実際に使ってみるときはレジンごとの特徴をきちんと押さえてあげると作品の完成度が一気に上がります!
エポキシレジン(2液を使うレジン)
エポキシレジンは、主剤と硬化剤を一定の割合で混ぜて硬化させるタイプ
エポキシレジンをハンドメイドで使うメリットやデメリットをまとめてみました。
メリット
- 透明度が高い
- 大型の作品を作りやすい
- 微調整がしやすい
エポキシレジンはUVレジンと比べて透明度の高いものが多く、仕上がりが綺麗になりやすいです。
また、UVレジンはその硬化の仕方から大きい作品を作るのが苦手ですが、エポキシレジンは化学反応によって硬化するので小さなアクセサリーや小物、インテリアなど大きい作品も作りやすいです!
硬化の化学反応もゆっくりなので、もしレジンに封入するパーツの位置がずれてしまっても微調整がしやすいのも特徴です。
デメリット
- 硬化に1日ほどかかる
- 匂いが強い
- 耐熱性が低い
- 混ぜる時に発熱する
エポキシレジンは硬化までの時間が長いので微調整が効きますが、固まるまで刺激がないようにしなくてはなりません。ペットやお子さんがいるご家庭は特に注意が必要です。
レジンには揮発性の物質が含まれているので独特な匂いがあり苦手な人も一定数います。
使う際は換気をしたほうがよいでしょう。
また、熱に弱くて高温にさらされると硬化した後でも柔らかくなってしまいます。
液体の状態では、大量に混ぜると発熱して自身の熱で硬化不良を起こしたり焦げてしまったりすることがあるので気を付けましょう。
しかし、ネットで匂いの少ないものや耐熱性のあるレジンも売っているので使ってみるのもおすすめです!
UVレジン
UVレジンは、紫外線(UVライト)で硬化させるタイプ
UVレジンをハンドメイドで使うメリットやデメリットをまとめてみました。
メリット
- すぐに硬化する
- 変色しづらい
- 小さいものに使いやすい
- 値段が安い
UVレジンは、1種類の液体のみで作成でき、かつ紫外線を当てるUVライトを使えば数分で硬化するので固める作業時間が短縮になります。
光にも強く、直射日光に当てても30分〜1時間ほどで固まります。
UVレジンは紫外線に当てないと硬化しないため、容器から直接塗ることができ、細かい作業に向いています。
今ではエポキシレジンに比べて値段が安いので100均でもさまざまな種類・色のレジン液を購入でき、初心者さんでもチャレンジしやすくなってます。
ハンドメイドアクセサリーは初めてという方や、お子様と一緒に作業をしたい方におすすめです。
デメリット
- 大きいものの作成には向かない
- 光の当て方で硬化不良を起こしやすい
UVレジンは紫外線(UVライト)を当てないと硬化しないので、作品が大きすぎると
紫外線が中まで届きづらく固まらないことがあります。
均等に光を当てないと固まりきらず表面がべたついてしまうこともあります。
レジンアートをする(作業の)際の注意点
- 手袋を装着
- マスクを着用
- 換気をする
手袋
作業中に肌荒れで皮膚が痒くなったり発疹がでたり、アレルギーを起こす可能性があります。
UVレジン液に直接触れないように薄めのゴム手袋を着用しましょう。
手に付着してしまった場合は、紫外線に当てないようにすぐにふき取り、よく洗い落としてください。
完全に硬化したUVレジンなら、触っても肌荒れなどの心配はありません。
レジン液は油性ですのでUVレジン用クリーナーやメイククレンジングで洗うとよいです。
マスク
UVレジンから発生するガスを直接吸い込まないようにするために、作業時にはマスクを着用しましょう。
また、ハードタイプのUVレジンの場合、形を整える際にやすりなので削ることがありますが、粉塵が出てしまいます。
ガスを直接吸い込まないようにするためにも、マスクの着用がおすすめです。
換気
UVレジン液からはごくわずかですが、ガスが発生しますので密室での作業は危険です。
必ず換気をし、作業中に樹脂が衣類に付着しないように、ゆとりのある服は避けてハンドメイドを楽しみましょう。
レジンアートに必要なもの
- 作業ツール・へらやスティック
- レジン液
- レジンの用の着色剤
- シリコンモールド(型)
- エンボスヒーター
- 封入素材
- UVライト
作業ツール
- はさみ
- 綿棒
- ピンセット
- ピンバイス
- 平やっとこ
- ニッパー
はさみはマスキングテープステッカーなど、素材類をカットする際に使用します。
刃が細かいほうが作業がしやすくて便利です。
綿棒はレジンを塗る際に、狭いところに貼ったシール等をギュッと押し付けるときなどにも使います。
素材を傷つけずに作業できるのもメリットです。
ピンセットは小さなパーツを配置する際に、手で触れないレジンを扱ううえでは、どうしても欠かせないアイテムです。
先が細かく曲がったものが、細かい作業がしやすくて便利です。
ピンバイスは硬化したレジンにアクセサリーパーツをつけるなど、レジン作品に穴をあけるときに使います。
平やっとこはパーツをつかむときや丸カンを開閉するときなど、おもにアクセサリーパーツの処理に使用します。
ニッパーはアクセサリーのチェーンやピンなど、金属パーツを切る際に使います。
ピンセットや爪楊枝でも作業ができますが、へら&ニードル&スプーンセットがあると使用しやすいです。
例えばスプーンはモールドへの流し込みに、へらは色を混ぜたり、ニードルはレジン液を型に流し込んだり、液の中にパーツを入れて気泡ができたときにつぶすなど、細かい作業に便利です。
レジン液
レジン液の比較ポイント!
- 透明度
- 変色のしにくさ
- 気泡の入りにくさ
- 粘度
- 匂い
- 硬化速度
- 価格
このあたりが比較ポイントになります。
レジン液はメーカーによってさまざまな種類があります。
レジン液によってそれぞれ特徴があるので作品によって使い分けたり、お好みに合わせて選んだり、お気に入りのレジン液を見つけてください!
UVライトやエポキシレジンであればレジン液と硬化剤を混ぜる用のプラスチック性使い捨て容器を準備しておくとスムージに硬化させることができます!
着色剤
レジンに色を付ける際はレジン用の着色剤、透明感が出る際は発色のレジン液が作れます。
パウダー状もありますが、液体は混ぜやすくて便利です。
レジン液に混ぜて色を合わせることも可能なので自分だけのカラーを作ることもできます。しかし、レジン用の着色剤を入れすぎると硬化不良(しっかり固まらない)を起こす場合もあるので、様子を見ながら入れていきましょう。
もともと色がついているものもあるので、購入する際には注意してください!
最近では100均で色がついているカラーのレジン液も販売されています。
レジン用土台パーツ
UVレジンは、UVライトで固める前は粘着性のある液体です。
それを型や枠などの土台に入れて固めて、パールやラメなどを配置してオリジナルアクセサリーにするのがハンドメイドです。
空枠、ミール皿、シリコンモールドなどの土台によって作り方やでき上がり方も大きく違ってくるので、まずはそれぞれの土台でどんな作品を作りたいのかを決める必要があります。
以下に記載している型は100均でも販売されているUVレジン用の主な土台です。
- シリコンモールド(型)
- 空枠(フレーム)
- ミール皿(セッティング台)
シリコンモールド
モールドとはシリコンでできた形を指します事
シリコンモールドの中にレジン液を流して硬化するとモールドを型取った作品を作ることができます。
シンプルな四角や円型、お花やリボン、星型のシリコンモールドが販売されています。
空枠(フレーム)
空枠とは底がない土台を指します。
外側の枠のみで中は空洞になっており、レジンの透明感を生かした作品作りにおすすめです。
たくさんのかわいい空枠が販売されています!
ミール皿
ミール皿とは底のある土台のことです。
初めてレジン作品を作ってみるのには一番使いやすい土台だと思います。
ミール皿は入れ物のようになっており、大きさにもよりますがモールドと比べると少ない量のレジン液でお手軽な作品を作ることができます。
失敗が少ないので初心者の方におすすめです。
100均やホームセンターなどさまざまなところに売っているので探してみてください!
エンボスヒーター
気泡はエンボスヒーターを使用します。
レジンを固める際に入ってしまった気泡を簡単にヒーターから取り除く方法もあります。
気泡の取り除き方
レジン作品を作る際に気泡が発生することがあります。
爪楊枝で潰したり、絡めたりして、丁寧に取り除くことで綺麗な作品に仕上がります。
作品によっては気泡を生かしてそのままにしておくこともあります。
エンボスヒーターはドライヤーのような形をしていますがドライヤーよりも高温の熱風が出るのでお子様が使用する際は必ず大人の方と一緒に使用してください。
使用の際は火傷に注意が必要です。
ぜひ安全面の注意点を守って、楽しいレジンライフをしましょう!
封入素材
レジンの中にドライフラワー、ラメ、ビーズ、ガラス、貝類などの好きなパーツを入れることは、レジン作りの楽しさのひとつです。
空枠などの土台を用いて、レジンアクセサリーをパーツ入れる楽しいアイテムが封入素材です!
レジンは硬化しても透明なので何のパーツ閉じ込めるかが重要になってきます。
この際気泡などが入ってしまうことがあるので、その場合は爪楊枝やヘアピンなどで取り除くと気泡のない綺麗な仕上がりになります。
また中に入れたパーツが大きすぎたり量が多すぎると十分に硬化ができない可能性があるため、封入パーツの量や大きさには注意が必要です。
UVライト
UVライトを選ぶ際は以下の6のポイントに注意して選ぶようにしましょう。
- 出力パワー
- タイマーなどの便利機能
- サイズ・形状
- 交換用電球の有無
- 価格
- 電源の種類(コンセントとUSB)
UVレジンは紫外線を当てることで硬化させることができ、初心者でも比較的簡単に色々な作品が作れます。
使用するUVライトの種類やレジン液によって硬化時間が異なるため、使用方法を確認し、
60秒ほどで一度硬化確認をするなど適切な時間で硬化しましょう。
しっかりと硬化しないと、硬化不良になりべたつきの原因にもなりますので注意が必要です。
UVライトがあれば天候を気にする必要もなく昼夜問わずに作品作りを楽しむことができるのでおすすめです!
初心者でも簡単にできるレジンの作り方
- ツール、へらやスティックの準備
- レジンをレジン用土台パーツに流し込む
- 封入パーツを入れる
- UVライトで硬化
- 裏面も硬化
- モールドから外す
1 まずはレジンをレジン用土台パーツに流し込みましょう。
色をつけたい場合は、調色パレットを使ってムラなく混ぜ合わせましょう。
2 ドライフラワーやラメなどの好きなパーツを入れていきましょう。
この際気泡などが入ってしまうことがあるので、その場合は爪楊枝やヘアピンなどで取り除くと気泡のない綺麗な仕上がりになります!
3 UVライトの種類やレジン液によって硬化時間が異なるため、使用方法を確認して適切な時間を設定し、その際はタイマー機能などを活用すると便利です!
4 今度はモールドをひっくり返して裏面もしっかりと硬化します。
裏面もしっかりと硬化しないと、硬化不良になりべたつきの原因にもなります。
5 硬化直後は熱い場合があるため、人肌ほどまで冷めてから丁寧に裏面を指の腹で押して硬化物を取り出してみましょう。
べたついていたり硬化していないようであれば追加で照射し、完全に硬化を行います。
簡単で、短時間で作業が出来るのが最大の魅力です!
まとめ
レジンはとってもお手軽な材料で楽しめるため、初心者にも自信を持っておすすめできる趣味です。
まずは100均などの少ない材料&簡単なステップでレジンにトライして、経験を重ねて楽しさが増えたら色んなパーツを揃えてみるのも
コメント